MBAの誓い -ハーバード・ビジネス・スクールから始まる若きビジネス・リーダーたちの誓い-
内容紹介
本書はMBAの誓いを扱っている。この誓いは、ビジネス・リーダーが危機に直面したとき、それに対応するために構想された。経済の巨大な地盤をきしませ続け、ビジネスにも私生活にも不安定や分裂や断絶をもたらすこうした亀裂のたぐいを吟味するよう促すことが目的だ。-本文より
原著書評
フィナンシャル・タイムズ
MBAを持つひとにぎりの“フィナンシャル・エリート”によって多くの人々は、金融大災害を被った。MBA取得者の分析は、見苦しく、時に弁護士のようであり、その姿勢は人々から蔑まれつつあった。しかし、何千ものMBAの学生たちは、自らを見つめ直しMBAの在り方を考えた。そして自らを律する為の誓い『MBAの誓い』により導く。それらは、ビジネススクールの教職員によって管理され、進化し続ける。
ハーバード・ビジネス・レビュー
ハーバードMBAを卒業したばかりのふたりに投げかけられた社会からの宣戦布告… それは、将来にわたって組織と個人が競争力を保ち続けたければ、今までのビジネス・リーダーの行いを真摯に受け止めなければならない。ビジネス・リーダーが自らの行動への誓いを避けることは簡単だ。しかし、著者は、『MBAの誓い』を立て、それらに実用的で説得力のある論議を投げかける。そして、彼らは行動経済学からあらゆるビジネスの証拠と、心理学と歴史を整理している。
著者 マックス・アンダーソン、ピーター・エッシャーについて
近年ハーバード・ビジネス・スクールを卒業し、2009年5月にMBAの学生チームと協力して「MBAの誓い」を創設した。ビジネス倫理の正式な規範を打ち立てるというその使命は世界の注目を集めた。マックス・アンダーソンは現在、「MBAの誓い」の組織で会長を努め、ニューヨーク市で妻と娘とともに暮らしている。ピーター・エッシャーは理事の一人であり、創設者として事務局長の任に就いている。
訳者 青木 創について
1973年生まれ。東京大学教養学部卒業。英米文学翻訳家。訳書に『繁栄した王国の物語』(シェルダン・ボウルズ他著、光文社)、『子どもはなぜモンスターになるのか』(スー・パーマー著、小学館)、『嘘発見器よ永遠なれ』(ケン・オールダー著、早川書房)、『レッドスカイ』(ジョセフ・リー著、幻冬舎)、『封印入札』(同)などがある。
監訳者 岩瀬 大輔について
1976年生まれ。幼少期をイギリスで過ごす。1998年、東京大学法学部を卒業。ボストン・コンサルティング・グループ、リップルウッド・ジャパンを経て、ハーバード経営大学院に留学。同校を上位5%の成績で卒業(ベイカー・スカラー)。2006年、ライフネット生命保険の設立に参画。2009年2月より同社代表取締役副社長。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」選出。日経ビジネス「チェンジメーカー・オブザイヤー2010」受賞。主な著書に『ハーバードMBA留学記 ?資本主義の士官学校にて?』2006年(日経BP社)、『生命保険のカラクリ』2009年(文春新書)、『ネットで生保を売ろう!』2011年(文藝春秋)、『入社1年目の教科書』2011年(ダイヤモンド社)など。論文に『規制緩和後の生命保険業界における競争促進と情報開示』2011年(保険学雑誌 第612号)。
- 出版社:
- アメリカン・ブック&シネマ
- 著者:
- マックス・アンダーソン、ピーター・エッシャー、青木創(訳)、岩瀬大輔(監訳)、The MBA Oath(原著)
- ページ数:
- 356
- 発行年月:
- 2011/11/8
- ISBN:
- 978-4903825083