Office 365って何?Office 2019とはどこが違うの?
Officeの種類
正式名称は「Microsoft Office」ですが、Officeと呼ばれることが多いです。Microsoftが開発・販売している主にビジネス向けのアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなど)をまとめてOfficeといいます。
Officeには365と2019がある
Officeは、Office 2010→Office 2013→Office 2016→Office 2019のように製品が発売されてきました。それとは別に、2011年にOffice 365が発売され、現在はOffice 2019とOffice 365から選ぶことができます。
■Officeのバージョンって何?
Officeのバージョンは何かを聞かれた場合、Office 2019であれば「バージョンは2019」、Office 365であれば「バージョンは365」と答えることがあります。正確なバージョンの確認方法は、Wordであれば[ファイル]→[アカウント]→[製品情報]→[Wordのバージョン情報]に書かれている「バージョン 1911(例)」がバージョンです。これらを省略してWordのバージョンが何かを聞かれた場合はOffice 2019であれば「2019」と答えるのが一般的です。
■アプリ名称の違い
Office 2019のWordはWord 2019ですが、Office 365のWordはWord for Office 365になります。Office 365のWordと呼ばれることが多いようです。
■個人向けの製品一覧
Office 365はすべてのアプリケーションとサービスを使えますが、Office 2019は使えるアプリケーションや対応OSによって製品が分けられています。この他にも、法人向けや教育機関向けなどがあります。
Office 365 | Office 365 Solo |
---|---|
Office 2019 | Office Personal 2019 |
Office Home & Business 2019 | |
Office Professional 2019 | |
Office Home & Student 2019 for Mac |
Office 365とOffice 2019の違い
1.使える期間が違う
Office 2019は1回購入すればずっと使えますが、Office 365は使用期間を1か月または1年のどちらかを選んで購入します。期間終了後も続けて使いたい場合は、再度購入する必要があります。
2.機能が違う
Office 2019は購入時の機能から変わりませんが、Office 365は常に最新の機能です。Office 365は自動的に最新版へアップデートされます。
3.サービスが違う
Office 365には、Office 2019にはないサービスがあります。OneDriveのオンラインストレージ1TB、Skypeでの毎月60分の無料通話、Office Mobileのフル編集機能、テクニカルサポートはOffice 365限定のサービスです。
比較表(2019年12月時点)
Office 365 Solo |
Office Personal 2019 |
Office Home & Business 2019 |
|
---|---|---|---|
発売日 | 2014年10月17日 | 2019年1月22日 | 2019年1月22日 |
含まれるアプリケーション | Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、Access ※1 | Word、Excel、Outlook | Word、Excel、PowerPoint、Outlook |
ライセンス形態 | サブスクリプション型 | 永続ライセンス型 | 永続ライセンス型 |
製品利用期間 | 1年間(または1か月間) | 無期限 | 無期限 |
販売価格 | 12,984円/年(または1,284円/月) | 32,784円 | 38,284円 |
機能の更新 | あり(常に最新) | なし | なし |
セキュリティの更新 | あり | あり | あり |
サポート期間 | 契約期間中はサポート対象 | 2025年10月14日 | 2025年10月14日 |
インストール可能台数 | 無制限 ※2 | 2台 | 2台 |
対応デバイス | パソコン、タブレット、スマートフォン | パソコン | パソコン |
サポート対象OS ※3 |
Windows OS:Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 SP1 macOS:Catalina、Mojave、High Sierra |
Windows OS:Windows 10 | Windows OS:Windows 10 macOS:Catalina、Mojave、High Sierra |
その他に含まれるサービス |
・OneDriveのオンラインストレージが1TB利用可能 |
なし | なし |
※1 PublisherとAccessはWindows PCのみ利用可能
※2 同時に5台の端末にサインイン可能
※3 Office 365 Soloは、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2もサポート対象
Office Personal 2019とOffice Home & Business 2019は、Windows Server 2019もサポート対象
■OneDriveって何?
パソコンの中にデータを保管せず、Microsoft が管理するデータセンターにデータを保管できるサービスです。インターネット環境さえあれば、いつでもデータにアクセスできます。パソコンで作った資料をOneDriveに保管しておけば、スマホやタブレットで資料を見たり編集したりできるので、デバイスを複数持っている方にも便利です。