MOSテキストの学習の進め方
MOS合格に向けた学習方法は、対策テキストを購入して独自に学習する方法(独学)と、学校やパソコンスクールなどで対策講座を受講する方法があります。独学は、自宅で好きな時間に自分のペースで学習を進められるメリットがあります。
対策テキストでの一般的な学習の流れは
1.書籍での学習
2.練習問題を解く
3.模擬テストプログラムで実践
ですが、より効果的に合格を目指すための学習方法を「MOS攻略問題集Word 2016」や「MOS攻略問題集Excel 2016」など、これまでたくさんの合格者が活用してきた「MOS攻略問題集シリーズ」を発行している日経BP社の編集チームに聞いてみました。
試験はすべて実技で、問題の指示に従って正しい操作が行えるかどうかが判定されます。したがってテキストは読むだけではなく実際に操作しながら学習することが大切です。
難しいと思われるOfficeの機能としては、Wordでは論文などの長文の作成で必要になる参考資料(参考文献、脚注、図表番号、目次や索引など)の管理が挙げられます。もちろん、普段どのような用途でWordを使用しているかによりますが、ビジネス用途では馴染みのない方が多いでしょう。
一方Excelでは、やはり、さまざまな関数の正しい使い方を理解することが難しいです。仕事で日常的に関数を使用していても、ありとあらゆる関数に精通している方はほとんどいないでしょう。
問題の指示に対応するために、どの機能やどの関数をどのように使用すればよいかを素早く判断できるよう、利用シーンを想定して学習を進めるとよいでしょう。
日経BP社のMOS対策テキストは、「本誌解説」「模擬練習問題」「模擬テストプログラム」の3つの教材で構成されています。普段からどの程度WordやExcelを使いこなしているかにもよりますが、「本誌解説」の1つの項目の解説を読んで操作練習するのに平均5~10分として、10時間前後ですべての項目を学習できます。
すでに仕事などでWordやExcelの操作に慣れている場合は、基本的な項目は解説に目を通すだけにし、普段使用していない機能を中心に学習することで、学習時間を短縮できます。
「本誌解説」で学習した後は、実際の出題形式と同様の「模擬練習問題」と「模擬テストプログラム」で実際の試験形式に備えます。「模擬練習問題」と「模擬テストプログラム」はそれぞれ制限時間50分となっていますので、最低6時間ですべてのテストを実施できます。
しかし合格を確実にするためには、苦手な問題を克服して“穴”をなくすことが肝心です。「模擬テストプログラム」の「不正解問題を復習」する機能やランダム出題の「実力判定テスト」などを使って反復練習し、十分に時間をかけて受験に備えることをお勧めします。
MOSの試験範囲を網羅し、特に普段あまり使用しない機能や難しい操作については、初めての方でも理解できるよう、わかりやすく丁寧に解説するよう心掛けました。 模擬テストプログラムでも、各機能をさまざまなパターンで出題して、確実に操作が身に付くように工夫を凝らしています。
「模擬テストプログラム」は、一問ずつステップを踏んで採点結果を確認できる「練習モード」と、本試験と同様の問題形式で出題・採点される「本番モード」の2通りがあります。
「本番モード」実施後は、過去のテスト結果の確認や復習ができます。不正解だった問題については模擬テストプログラム上の解答解説や動画解答、「本誌解説」で復習してから、「不正解問題を復習」や「この問題に再挑戦」などの復習機能で操作が身に付くまで練習してください。
そして仕上げとして、毎回異なる組み合わせで問題が出題される「実力判定テスト」機能を利用すれば、さらに自信を深めることができるでしょう。
日常的にOfficeを利用していても、実際はその機能の一部しか使っていないという方が多いでしょう。編集チームのメンバーも、この「MOS攻略問題集シリーズ」の編集中に「Wordにこんな便利な機能があったのか」「この関数を使えばあの面倒な作業がもっと効率化できそう」と気付かされた点がたくさんありました。
MOS試験に向けた学習の目標はもちろん合格ですが、将来の仕事や自分のスキルアップにも確実につながります。ぜひ「MOS攻略問題集シリーズ」で学習して試験に合格し、その過程で習得したスキルを仕事や生活に活かしていってください。